オーケストラ・ディマンシュ第10回演奏会


かいせつ

ハーリ・ヤーノシュのお話

「ハーリ・ヤーノシュ」というのは、ハンガリーという国の昔話に出てくる人の名前で、ハンガリー語(マジャール語)では日本語と同じく名字・名前の順なので、ハーリさんちのヤーノシュ爺さん、ということになります。このハーリ爺さん、毎日、村の酒場でワインを空けながら若い頃の自慢話しをするのが楽しみ。さて、今日はどんなお話をしてくれるのでしょうか....

第一曲「前奏曲:おとぎばなしは始る」
 ふぁっ、はぁ〜っくしょん!おや、くしゃみが出てしまいました。これはハンガリーではこれから始るお話が本当のことだというしるしです。だんだんと大きくなって行くメロディが、これから始る冒険を表しています。

第二曲「ウィーンの音楽時計」
 皇帝のお妃様に気に入られたハーリがウィーンへやって来て聴くのが、12時を知らせるからくり時計です。おや、どこかで聴いたこと、ありませんか?

第三曲「歌」
 ふるさとの村を旅立つハーリが、恋人エルジェと一緒に「いつでも心はふるさとのことを、そしてあなたと二人でいることを願っている」と歌う歌です。ここではオーケストラと一緒に、ツィンバロンというハンガリーの民族楽器が伴奏を務めます。どこか懐かしい響きですね。

第四曲「合戦とナポレオンの敗走」
 ハーリの出世をねたんだ騎士の悪だくみで、フランス軍が攻めて来ましたが、ハーリはたった一人でも大活躍。フランス軍の大将ナポレオンも、ハーリをみるや命ごいです。

第五曲「間奏曲」
 ハンガリーに昔から伝わる兵隊募集の踊りです。ここではツィンバロンがオーケストラに華を添えます。とても元気の出る、勇壮な踊りでしょう?

第六曲「皇帝と宮臣の入場」
 勝ったハーリをほめるために豪華な宮殿にオーストリア皇帝が家来を引き連れてやって来る場面です。ファンファーレが鳴り響き、最後に祝砲が一発鳴って、皇帝の登場です。

 この後、ハーリは、褒美を貰うかわりに恋人の待つ故郷へ帰してほしいと願い出て、村へ帰って来ます(この場面は今日の音楽には入っていません)。と、ここまで聞いて、気が付けばもう夕暮れ。なになに?「明日はわしがアメリカへ旅した時の冒険を聞かせてやろう」って?ほんとに本当の話なのかなぁ。おっと、またくしゃみが.....


ショスタコーヴィチの交響曲

 この曲には、何かお話があるわけではありませんが、かっこいい、悲しい、こわい、など、人間のいろいろな感情がこめられています。皆さんはどんな風に感じましたか?アンケートにぜひ書いてみて下さいね。


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